セキセイインコ雪国での冬越し

去年の11月頃から一気に冷え込んで、
今年の2月半ばまで雪が降っていた我が家では鳥たちの小屋の温度も毎日チェック。

そしてハルとハルクが初めて迎えた冬。

例年に比べ酷い寒波で、上空には-30度~50℃の冷たい雲が停滞し3週間ほど-2℃から-5℃が続きました。
積雪は1メートルを超え、地域一体で水道管が相次いで破裂し壊滅状態。全国ニュースになっていましたが、私の家やご近所の多くは旧家が多く限界集落なので、オール電化の家はほとんどなくボイラー式なので温水を連日チョロ出ししていたこともありご近所を含め水道管は無事でした。(さすが限界集落の団結力と言ったところ(笑))
冬の時期は室温も一気に下がるので、鳥たちの都合に合わせて簡単に小屋から出してあげられなかったりしました。
セキセイインコはオーストラリア原産の鳥なので、日本特有の冬(雪)にはとても弱い………はず…なのですが、家のハルとハルクはどうだったかというと…

室温13℃でも寒さで羽を膨らませることもなく飛び回り、そこら中を走り回ってました…(笑)もちろん風邪(クシャミ)などもなかったです。
ハルクに至っては冷水にも関わらず大好きな水浴びをしていて、腕や肩、頭に何度もよじ登って水気を飛ばすので逆にこっちが寒かったほどです(笑)
室温15℃でも寒くないもん!!な…ハル(笑)

セキセイインコの故郷オーストラリアでは
年間気温が氷点下になる事がなく、5月~9月頃は日本でいう秋から冬に当たる季節でも、オーストラリア全体平均最低気温は4℃ほど。
(私も学生の頃8月にオーストラリアに行ったことがありますが、暖かいイメージと違ってかなり乾燥していて朝方はとても寒く、昼方は暖かい感じ…)

なのである程度の寒さなら耐えれないことはないんです。
雛や体が弱っている個体は別ですが、
我が家のセキセイインコたちがピンピンしている理由もサプリメントの力だけでなく納得できますよね。

どこのブログなどを見ても、
冬場の保温は20℃を切らないように……というのをよく見かけますが、それは逆に発情を促しやすい体作りの原因になり兼ねないのではないのかなと私は思っているのですが。。。

それより紫外線が日本の比ではないくらいとても強いオーストラリア。
鳥類は空を飛ぶため、哺乳類とは違って骨密度が低くできています。鳥類は紫外線でビタミン Dを生成し経口摂取したカルシウムで骨を強化していて、メスの鳥に限っては体内で卵の殻を形成する際に多くのカルシウムを消費します。なので彼らにとってビタミン Dとカルシウムは必須!!
そっちの方がむしろ大事。
(※飼育されている鳥のほとんどがカルシウム不足による病気を起こす事が多いのはよく知られています。特にメスの個体。)
冬場の日光浴はほぼ無理なので、サプリメントさま様に日常的に頼る私(笑)


風邪予防にはおすすめです。
普段使いに使ってます。(ニンニク臭いのが玉に傷…。鳥の口臭もやんわりニンニク臭が…(笑)安価で入手しやすいです。)

パントテン酸カルシウムが入っていて、液自体は無臭です。どの位のパントテン酸カルシウムが入っているのかは謎ですが、飲み水に混ぜたとき我が家の子達は好んであまり飲まなかったです。

ネクトンSは鳥用サプリメントの王様で、ビタミン類からカルシウム等のいろんな成分が入っています。一番安定と信頼が高いですが普段から毎日あげるというよりは定期的に、換毛、繁殖させる時、軽く体調を崩したときに与えるのが無難かなと思ってます。
ビタミンが劣化していくと水に混ぜた液が段々黄色くなってきます。
小袋に入ったものも売られているようです。

ボレー等の固形カルシウム補給剤は摂取しにくく効率的にもよくないそうで液体タイプのものが良いそうです。

我が家のセキセイインコの様子を見ていて気付いたのですが、冬頃に出荷されている国産の柑橘類は冬の時期に与えると体調も良いみたいです。みかんは昔からお薬として活躍してきた歴史があるくらいですから、その効果があるのかな?と。
みかんに含まれるビタミンCは免疫力向上、抗酸化力、クエン酸は殺菌効果がある(継続的に摂取すると2~3ヶ月ほどでピロリ菌も死滅させるほどの効力がある)ので風邪予防になった可能性が高いですね(笑)
一口に鳥の風邪と言っても細菌性(カビ等)なのか真菌性(細菌性とウイルス性の性質を合わせ持つ菌)なのかウイルス性(カビ等の細菌性とは違うもの)なのかで違ってきますが、クエン酸は菌類(カビ等の細菌性)に効果的です。

ハルクは口の周りがオレンジ色になるまでひたすらみかんとデコポンをかじってました。ハッサクはお気に召さなかった様で噛みちぎってひたすら捨ててましたけど(笑)
甘さがある柑橘類が好きなようです。

どのサプリメントもそうですが糖質が含まれているので、何も添加していない飲み水よりも雑菌が繁殖しやすく腐敗速度が早くなります。カビは5℃の温度があれば増殖可能なので20℃以上で保温している方はご注意ください。

みなさんのセキセイインコたちの冬越しはどうでしたか??

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